全パン連フードセーフティ監査とは

学校給食において、子供たちにはおいしくだけではなく、安全安心な給食を提供することが大切です。ガラス、金属の混入や黄色ブドウ球菌、ノロウイルス食中毒などの健康危害はもとより、毛髪、昆虫、繊維などのクレームにつながる異物混入も防がなくてはなりません。そのためには、高度な一般衛生管理(前提条件プログラム、GMPなど)を構築・導入することが重要です。

全パン連フードセーフティ監査(以下、全パン連監査)は、平成18年に全日本パン協同組合連合会と一般社団法人日本パン技術研究所が協同で作成した「全パン連食品工場安全衛生管理基準」に基づいた監査です。当監査基準は、食品安全の基本である一般衛生管理に焦点を当てているため、様々な業種、事業所にも活用できます。例えば、当基準のメインターゲットである学校給食向けのパン、および米飯の製造事業者の他、製麺工場や調理場などの学校給食製造施設でも活用できます。

全パン連監査は、経験と知識が豊富なパン術研究所の監査員によって行われます。事務所のデスクで記録の確認をするのではなく、製造現場に赴き、製造現場に潜む問題を探し出していきます。もし問題が見つかれば、改善のためのアドバイスを行い、担当者に対してその場で教育訓練を行います。

全パン連監査を継続的に受けることで、食品安全レベルや現場力は確実に上がって行き、クレームも減少することでしょう。ご興味のある方、さらに詳しい内容をお知りになりたい場合、下記、連絡先までご連絡ください。

フードセーフティ事業部
foodsafety(a)jibt.com
上記アドレスの(a)を@に変えて、メールにてお申し込みください。

全パン連フードセーフティ監査マニュアル 全パン連フードセーフティ監査申込手順書 全パン連フードセーフティ監査申込書

下記、基準書内の「はじめに」の抜粋です

平成18年に作成しましたフードセーフティ、「全パン連食品工場安全衛生管理基準」及び「全パン連食品工場安全衛生管理基準チェックリスト」ですが、既に5年の歳月がたちました。この間、食品業界は食肉業界においての不正をはじめ、中国産冷凍食品の事件など、続々と不祥事が続き、食の安全・安心が損なわれてきております。学校給食パンにおいても、異物混入事件などクレームが絶えません。

そこで、この度、一般社団法人日本パン技術研究所にご協力いただき、安全・安心のために管理基準の見直しを行いました。内容に大きな変更はありませんが、現代にマッチした基準にリファインいたしました。

毎日の平凡で、かつ、繰り返しの何気ない清掃や片付けなどが、クレーム撲滅の第一歩となり、工場が担っている地域への貢献や社会的責任にもつながっていきます。

そのためには、我々がまずは変わっていかなくてはなりません。学校給食パン・米飯の委託加工を受けている限り、衛生面には最大限の努力をして、安全で安心なパン・米飯を提供することです。

ここに、新たに作成しました「全パン連食品工場安全衛生管理基準」をもって、監査に望んでいただき、また、同時に発表されました「食品安全管理のポイント」においてさらに、磨きをかけていただきたいと存じます。

新しくなった、監査方式は採点方式となり、判り易くなりました。

組合員の皆様には、このフードセーフティ監査は必須として、また、義務としていただきたいと存じます。

今回監査事業の充実を図るにあたり、大変なご負担をお掛け致しました一般社団法人日本パン技術研究所に厚く御礼申し上げるとともに、これからのフードセーフティ監査実施にご尽力賜りたく、宜しく、お願い申し上げます。

          
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